雪のかまくら作り体験にマイカーでお越しになる方へお知らせです。
雪道運転の仕方について。
タイヤチェーンが必要なのは10回に1~2回
かまくらツアーを始めて開催したのは2003年。
以来100回以上続けてきた経験で言わせていただくと、かまくらツアーにマイカーで参加される時、道路に雪が積もってタイヤチェーンを巻く必要があるのは10回のうち1~2回です。
かまくらツアーを10回開催すれば8~9回はノーマルタイヤのままでお越しになれます。
ただしタイヤチェーンの携行は必ず必要です。
行きが晴れていても帰りに雪が降る可能性があるからです。
スタッドレスタイヤを装着している方はタイヤチェーンを持ってこないでもOKです。
通常、雪国では雪の降った日の深夜から早朝に除雪車が道路の雪を除雪してくれます。
なのでだいたいいつも道路の状態はこんな感じ。
その1~2回の日に当たってしまったら
でも朝や昼になっても雪がしんしんと降り続ける日もあります。それが10回のうちの1~2回。
そんな日にはつばさプロジェクトは以下のような対応を取ります。
1.ツアー当日の朝に電話でお客さんに現在雪が降っていることをお伝えします
2.雪道の走り方をお伝えします
3.当日キャンセルOKです
10回のうちの1~2回と言ったってそんな日に当たることもあります。
当たってしまったらまずつばさプロジェクトがお客さんに
「今、雪、降ってますよ~。チェーン要りますよ~」
とお伝えします。
次に「登り坂のほうがスリップするんですよ~」
とお伝えします。
最後に「危ないと思ったらキャンセルしてくれていいですよ~」
とお伝えします。
送迎車に余裕があれば交通手段をマイカーから電車に変更してもらっても対応します。←できない場合もあります
途中まで来て「コレやっぱ無理!」と思ってから引き返して下さってもオッケーですよ。←連絡はください
今日は道が危ないな、吹雪きそうだな、と思えばこちらの判断でツアーを中止します。ですのでご予約の際は気楽にお申し込みください。
雪道運転の仕方
雪道を走る時の大原則は
急ブレーキ、急アクセルを踏まない
最高速度は40kmまで
国道367号線の花折峠は要注意
の3点です。
アクセルはじんわり踏み込む。
ブレーキはポンピング。40km以上のスピードでギュッと一気にブレーキするとタイヤがロックされて車が180度回転します。本当に180度です。
スピードは40km以内。
ブレーキはゆっくりポンピング。
大原則です。
雪道のスリップ事故で一番多いのが登り坂での急アクセル。
実はこれが一番滑りやすいです。
下り坂や急カーブは誰もがゆっくり走行します。
でもカーブの出口や登り坂に差し掛かるとつい運転手さんの本能でアクセルをギュッと強く踏みたくなります。
実はこれが一番滑りやすいのです。←2回目
雪道で急ブレーキを踏む人はあまりいませんが、
雪道で急アクセルを踏む人は結構多いのです。要注意です。
つばさプロジェクトのかまくらツアーにお越しになる時、大阪京都方面からお越しの方は必ず花折峠を通過します。はなおれとうげ。
この峠のてっぺんに長い距離(700m)の花折トンネルがあります。
この花折トンネルの出口から向こうがいきなり雪国になります。
トンネル前に雪がなくても、トンネル出口は真っ白という日も多いので、この花折トンネルの場所も事前に確認しておいて下さい。出口は急カーブでもあり「登りが下りに変わる場所」でもあります。ゆっくり慎重に運転して下さい。
下の動画が実際の花折トンネル出口です。ご参考までに最初の15秒間をご覧下さい。
まとめ
かまくらツアーの会場は山の中の村なので登り坂が長く続きます。
かまくらツアーに関して言えば「四輪駆動車でスタッドレスタイヤ装着」ならチェーン無しで全ての道路を走行可能です。
「二輪駆動でスタッドレスタイヤ」ならたまに坂道を登れない日があります。そんな日は当日の朝に私が電話で連絡します。
かまくらツアーは開催時間が午前10時30分~午後4時までです。
運転手さんが雪道を運転するのは「午前9時以降」と「午後5時前」です。
午前9時まではまだ道路が凍っていることが多いですが、9時以降はだいたい雪が緩んできます。
午後5時以降はまた凍り始めるのですが、午後5時までならまずまず凍ることがありません。午後から雪が降り出した日は早めにツアーを切り上げます。
重要なことは「太陽の有る無し」です。
太陽は強烈な味方です。太陽のない深夜早朝の雪道はめちゃくちゃ怖いです。
その日の天気予報(京都府北部や滋賀県北部)が「晴れ時々曇り」なら、その日はノーマルタイヤでお越しになれます。
「曇り時々雪」の日はタイヤチェーンを巻く必要があるかもしれません。
天気予報が「雪」の日は雪道に慣れた人でないと危ないです。こういう日に私はお客さんに電話をかけます。
予約の段階ではツアーの日の天気がわかりません。
なのでまずは気軽に申し込んでおいてから週間予報を見て一緒に考えましょう。
吹雪の日にツアーを強行することはありません。安全第一です。