雪道運転のしかた~初心者向け

去年も書きましたが今年も書きます。雪道運転の仕方。

新たに高額アイテムを購入することなく、既にあなたの持っているもので安全に走行できるコツをお伝えします。



 

最初は車の雪かき

まず出発前。

あなたの車に雪が積もっている可能性があります。

積もっていたら、必ず出発前に自動車の雪下ろしをしましょう。

時折、下の写真のような状態で走っている車を見かけますがコレは危険です。

 

フロントガラスの雪かきだけでは不十分です。視界部分のみならず「車の屋根の上」「ライト周り」は特に重要。マストです。

前が見えるからと思って出発し、ブレーキ踏んで屋根雪がフロントガラスにどっさり落ちてくるケースはよくあります。

めんどくさがらず、屋根雪はできるだけ全部落としましょう。あなたの命のためです。

専用の道具も売られていますが、積雪30cm以下なら「ほうき」でなんとか落とせるでしょう。

初心者がスコップで車の雪かきをする時は要注意です、車やガラスを傷つける恐れがあるからです。

私はデッキブラシを使っていますが、こちらもちょっぴり車が傷つきます。お好みでどうぞ。

 

続いて「ライト周り」。屋根とガラスだけでは不十分です。

ブレーキランプ、ウィンカー、ヘッドライト部分もしっかり雪かきします。

自分は見えるようになったので、つい忘れがちですが、周りの車があなたの車のブレーキランプやウィンカーが見えないとたいへん危険です。

特に雪道では追突事故が多発します。忘れずにライト周りも雪かきしてください。

 

雪かき後、まだフロントガラスがガチガチに凍っている場合、私は40度ほどのお湯をかけます。車の暖房で氷を溶かすには最低でも10分以上かかるからです。駐車場所が「日陰」ならもっと時間がかかりますよ。

アイドリングストップの観点からも私はお湯をかけています。ガチガチの日は「やかん2杯」くらいかけています。

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ブレーキはポンピング

いよいよ出発。

できれば雪の日に車で出かけたくありませんが、仕方ありません。

アクセルは普段よりゆっくりと。ハンドル操作もゆっくりと、を心がけてください。

急アクセルや急ブレーキが一番スリップしやすいです。

 

曲がる時もゆっくりです。

雪道やアイスバーンでの制限速度は「40km以内」です。初心者の方は30kmでもよいでしょう。

後ろから速い車が煽ってきても慌てる必要は全くありません。

雪道をゆっくり走っても誰の迷惑でもありません。

ムリに道を譲る必要もありません。マイペースを保ってください。焦るのが一番危ないです。

 

ブレーキは「ポンピング」です。数回に分けて踏みましょう。

そもそも雪のない道でもブレーキは「早めのポンピング」が基本です。

時速50kmでブレーキをグッと強く踏んだ時、あなたの車は180度回転します。本当に180度です。で、ブレーキもハンドルもロックされて後ろ向きにツツーッと車はどこまでもスリップします。ガードレールで止まれば超ラッキー。反対車線に飛び出せば大惨事です。

ですから、

<1>時速40km以下で走行

<2>ブレーキはポンピング

大原則です。

アクセルもゆっくり踏み込みます。急発進や急加速でもよく滑ります。

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登り坂こそ要注意!

雪道で特に危険なのは「登り坂」です。

下り坂は誰でもゆっくり走りますが、登り坂に差し掛かるとドライバーの本能でついアクセルを強く踏みたくなります。前章で述べたように急加速や急アクセルもスリップに繋がります。

ですので登り坂カーブの出口は特に要注意。いつもよりゆっくりと加速しましょう。

 

他にも危険箇所はあります。

日陰。日陰は日なたよりも当然雪が溶けるのが遅いです。日が高くなっても凍っていることは多々あります。スリップ注意。

橋の上。橋の下には地面がないため地熱がなく、通常の路面よりも温度が低いです。凍っていると思って走行しましょう。

トンネル出口。トンネル内は凍りにくいですが、トンネルの外には雪が積もります。特に1km以上の長いトンネルなどは入る前と出た後で季候がガラッと変わることもあります。雪がないと思ってトンネルに進入し、「トンネルを抜けると雪国だった」なんてことは実際によくある話です。

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スタッドレスタイヤとタイヤチェーン比較

スタッドレスタイヤは4本とも履きます。タイヤチェーンは駆動輪の2本だけ。

私見ですが、雪道に強い順は以下の通り。

1位 スタッドレスタイヤ&四駆(4WD)

2位 タイヤチェーン&四駆

3位 スタッドレスタイヤ&二駆

4位 タイヤチェーン&二駆

です。二駆の場合は後輪駆動(FR)より前輪駆動(FF)の方が雪道に強いです。

北海道の人はタイヤチェーンを巻いたことのない人が結構多いです。みなさん、当然のように冬タイヤを装着するからです。ちなみに北海道の人は人間の靴にも「夏用」と「冬用」があります。

東京や大阪など、太平洋側の人にはスタッドレスタイヤなど不要でしょうからタイヤチェーンで十分です。

タイヤチェーンの最大の弱点は「乾いた道路を走れない」という点です。雪道には強いですが、雪がなくなれば早めにチェーンを外しましょう。

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スコップで脱出する方法

雪道を走る時、スタッドレスタイヤorタイヤチェーンは必須です。

この他に「スコップ」があれば超便利です。

車輪が雪にはまって動けなくなることを「スタック」と言いますが、この時タイヤの前後の雪を取り除くことができるらです。

頻繁に雪道を走るドライバーは必ずスコップ長靴を携行しています。それほど便利な道具です。

持っていなければわざわざ買わなくても良いですが、スキーがお好きな方は持っておいて損はありません。

 

一番のオススメは工事現場の人が使っている「鉄製の角スコップ」です。

通常サイズがベストですが「保管場所がない」「重くて使えない」という方は長さ80cm程度の「角スコップ小」でも大いに役立ちますよ。

<サンプル>

 

サイズは「小」でもOKですが、材質だけは必ず「鉄製(スチール製)」を選択してください。

アルミ製やプラスチック製は軽くて便利ですが、固い氷や圧雪には歯が立ちません。

また、丸スコップは穴を掘るのに向いており、雪かきには向きません。よって雪道に最適なスコップは「鉄製の角スコップ」なのであります。

 

続いて車が発進できなくなった時の対処法。

車がスタックして発進できなくなった時はタイヤ前後の「雪かき」や「氷砕き」を行います。アスファルトが見えるまで掘れたら理想的。アスファルトとタイヤが噛み合えばラクラク脱出可能です。

絵で描くと、雪の穴にタイヤがはまっている「\〇/」状態を「_〇_」になるまで雪をかくイメージです。「〇」がタイヤで車を横から見ています。この時、スコップでガツガツやってタイヤを傷つけないように。

タイヤの前後を両方掘らなくても脱出できるなら、前か後ろのどちらかかだけでもOKです。道路が水平でないなら道の下っている方向に脱出するのが賢明ですね。

国道のような車の多い道でスタックした場合、雪は圧雪されてほぼ氷状態です。それでもめげずに氷をガリガリ削り取りましょう。

 

穴が掘れたら、運転席に座ります。この時の基本事項は「ハンドル真っ直ぐ」「アクセル超ゆっくり」です。

ハンドル真っ直ぐの時が車は最も前後への推進力が強いです。ハンドルを切った状態で発進することは通常の道でも車への負担が大きく高燃費です。スタックから抜け出す時は基本ハンドルは真っ直ぐ。

続いてアクセル。

アクセルを踏めば自動車のパワーが増すように感じますが逆効果です。

アクセルは1速でジワジワゆっくりが原則です。

アクセルを一気に踏んでもタイヤが空回りするばかりで脱出できません。面白いようにタイヤがすり減るだけです。

よって「ハンドル真っ直ぐ」の「アクセルゆっくり」が基本テクニックです。コレは是非覚えておいてください。雪でなくダート(泥道)や砂利道でも車はスタックすることがあります。

「ゆっくりアクセル」で出られない時はアクセルを踏むのではなく、もう少し氷を削りましょう。

 

ついでに言いますと、車の前進とバックを少しずつ交互に繰り返して脱出するワザもあります。

行ったり来たり、ゆりかご的に車を10センチずつ前後させるイメージです。上手く行けばスコップなしで脱出できます。この時もハンドルは真っ直ぐです。まずは脱出が最優先。車の向きを変えるのは脱出した後です。

同乗者がいれば車を押してもらうのも非常に有効。

たまに通りがかりの人が助けてくれる時もあります。そんな時はぜひご厚意に甘えてしっかりとお礼を言いましょう。

 

なお、最近はスタック脱出用のタイヤマットも売られています。

私は使ったことありませんが、これを持ってる人は多いです。たぶん便利なんだろうと思います。

このマットで脱出する時も原則「ハンドルは真っ直ぐ」ですよ。

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もしスリップしてしまったら・・・

最後に走行中の車のスリップについて

ここではスリップした時の「瞬間的対処法」をお伝えします。

ただしコレは絶対ではありません。

文字で読んだって理解できないからです。

 

スリップには「大」も「小」もあります。

恥ずかしながら私も雪道で2度「大スリップ」をしたことがあります。1回目は180度、2回目は90度回転しました。

「小」はしょっちゅうです。

アイスバーンに水が乗っていればどんなベテランでもタイヤは滑ります。

時速40km以下なら「小スリップ」で済みます。小スリップとは「タイヤ4本のうち1本だけが滑る状態」を意味します。←私の造語です

この時、車全体は回転しませんが、

「あっ、タイヤが滑っているな」

とは感じます。

 

ここでビビってブレーキを踏むのはNGです。

アクセルもNG。

滑っていると感じたら、その瞬間アクセルもブレーキも離します。

ハンドルだけで車体を真っ直ぐになるように立て直すイメージです。

確実に言えるのはスリップした時に焦らないことです。難しいですけどね。

最悪なのはブレーキを思いっきり踏むことです。コレが一番最悪です。ハンドルもブレーキも効かない状態で車は180度回転しますよ。

「アクセルもブレーキも踏まないで、車が回転しないようハンドルだけで真っ直ぐをキープする」という表現が私の対処法です。

この表現に関しては100%の自信はありません。

私の感覚的な話だからです。

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