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京都市左京区久多
2010年9月19日(日)
ほか

天然はちみつツアー2010


ミツバチさん、横取りしてすいません

 野生のニホンミツバチが1年かけて集めてくれた、天然純粋ハチミツ。
 お店では買えない味で、ツアーも毎年大人気。
 今年も秋の久多村へ、天然ハチミツを取り出す体験にやって来ました。

 ※左から右へ進んで下さい。

 今年もやってきた久多上の町。いい田舎です。  こちらが本日オープン予定のミツバチさんの巣箱。ぎっしり詰まっています。  蜜の入った巣箱の上に空っぽの巣箱を置いて、下の巣箱をトントン叩きます。こうするとミツバチさんが上の空っぽの巣箱のほうに移動してくれます。
 ミツバチさんを追い出してから、そーっとハチの巣を取り出します。  お客さんにも体験していただきます。巣箱の中に手を突っ込む方には、頭から防虫防虫ネットをかぶっていただきます。  そうやってゲットしたハチの巣には、天然純粋の国産ハチミツがぎっしり詰まっていました・・・
 …と言いたいところですが、実は今年のはちみつが非常に不作でして、観測史上最悪の猛暑がここにも影響していたのでしょうか。  真っ白なハチの巣。普通9月ごろになると巣の中は黄金ハチミツでいっぱいのはずなのですが、今年はこんな状況です。蜜がないとハチの巣は真っ白なんです。  こちらは蜜の詰まった巣箱。はちみつツアーは本来こうあるべきなのですが、今年はすいませんでした。
 左下のミツバチ(成虫)は全長1cm。六角形のハチの巣は直径3mmくらい?中のU字状の白い物はハチの幼虫ハチノコです。  そんなハチの巣を3日間ほどざる等で漉すと、美味しいハチミツがお鍋に溜まります。その日のハチミツは味見できても、ビン詰めまではできまでん。  お客さんには前もって搾っておいた久多産ハチミツをビンに詰めてお持ち帰りいただきました。


 今年のハチミツは凶作といっていいほどの不作でした。こんなことはツアー5年目にして初めてです。
 9月に入っても猛暑日が1週間続くなど、歴史的猛暑を記録した2010年。
 ニホンミツバチさんもさぞかしたいへんだったことでしょう。

 今年のお客さんにはハチミツの代わりに、蝋(ろう)を持って帰っていただきました。
 巣箱の六角形のあれです。
 蜜が詰まっているとベタベタして持ち帰りづらいのですが、凶作のおかげでベタベタしない真っ白なハチの巣をお持ち帰りいただくことができました。あれがダメならこれがある。転んでもただで起きちゃあいけません。

 ※ツアーは9/19(日)と9/26(日)の2回開催。2日間の写真をまとめて掲載しています。


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