カブトムシツアーはエコツアーか?

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 日本エコツーリズム協会さんによると、第1番目に「エコツアーは自然・歴史・文化など地域固有の資源を生かした観光を成立させること。」と定義されています。

 これによると当店の取り組みはじゅうぶんに「エコツアー」と呼んでもふさわしい内容ではないかと自負してもよさそうな気がしてきます。

 しかし第2番目の定義、
「観光によってそれらの資源が損なわれることがないよう、適切な管理に基づく保護・保全をはかること。」
という点については微妙な問題が生じてきます。

 例えば、今年の夏にも実施を予定しているカブトムシツアーもそんなツアーです。

 「カブトムシつかみ取り体験はエコツアーか?」
 
 これは昨年、初めてのカブトムシツアーを実施するにあたり、じゅうぶんに検討しました。

 乱獲はいけません。
 でも、やっぱりお子さんは自分で見つけたカブトムシを虫かごに入れて持って帰りたい。 

 そこで、つばさツーリストは
「オスメス1匹ずつ程度にしてください。」
と、参加者の方にお願いしました。

  
 昨年はカブトムシツアーを2回実施しました。
 2回合わせて20名様ほどが参加され、カブトムシやクワガタなどをそれぞれがお持ち帰りになりました。

 
 「観光によって自然資源が損なわれてはいけない。」
 
 その通りです。
 当店もそのことについて真剣に考えています。
 でも、今年の夏もカブトムシツアーを開催します。

 先日、ツアーを通じて知り合った生協の方を私の住む大阪・八尾市にお呼びして、食生活と環境問題について講演会を行っていただきました。
 そのときに講師の方がおっしゃられたことが、今も強く印象に残っています。
 
 「食文化の変化によって、日本人は肉を食べる量が飛躍的に増加した。牛でも豚でも100gの食肉を生産するのに大量のエサや水を必要とする。人間が口にするわずか100gの食肉でも、それが生産されるまでには大量の自然資源を必要とするのである。」

 私は焼肉が大好物です。
 カブトムシツアーもほどほどに続けていきたいと思っております。

 エコを語る人間はベジタリアンでなくてはならないでしょうか?
 エコツアーを開催する者がカブトムシを捕まえてもよいでしょうか?

 
 カブトムシはご存知の通り、落葉樹林の腐葉土の中で成長し、クヌギやコナラの樹液を吸って生きます。人類が「狩猟」から「農耕」へと生活スタイルを変化させていく中で、この落葉広葉樹で形成される雑木林は広がっていきました。

 日本が工業化、あるいは情報産業化する中で、この雑木林や里山も減り、野生のカブトムシも街からどんどん姿を消していきました。

 ・カブトムシツアーが環境破壊に繋がる。
 ・カブトムシツアーが環境教育に繋がる。

 どちらも当てはまると私は思います。
 
 つばさツーリストは山菜を摘んだり、タケノコを掘ったり、木を切ったり、時にはマツタケや自然薯(じねんじょ)も採ります。魚も釣るし、カブトムシも捕まえます。

 こうしたことはエンターテイメントだからやっているのです。
 決して「教育」を目的としたものではありません。

 魚や山菜は食べるものですが、カブトムシは鑑賞するものです。
 数が減っているカブトムシを捕まえることがエコツアーであってよいのでしょうか?

 続く。

ありがとうございました。
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