ツースリー

 今日も野球の話をします。

 今年は広島カープが20年ぶりに絶好調で、久しぶりに私も楽しい一年を過ごせそうです。

 さてそんなプロ野球で今年はとても大きな変化がありました。

 それはボールカウントをストライク-ボールの順ではなく、ボール-ストライクの順でコールすることを徹底するというものです。

 どういうことかと言いますと、「1ストライク2ボール」を従来は「ワンツー」と審判がコールしていましたが、今年からそれが「ツーワン」とコールされるわけです。

 私の中で「ツーワン」と言われれば、それはもちろん「2ストライク1ボール」のことであって、ツーワンは追い込まれた雰囲気がムンムン漂ってくるピンチの言葉なわけです。

 
 ではなぜ何十年も日本で馴染んできたこの順番を逆にしたかというと、それは野球の国際試合で審判がアメリカ式のボール-ストライク順でカウントをコールするからなんです。

 ストライク-ボール順は日本独特の文化であって、アメリカやその他の国ではボール-ストライクの順なんだそうです。

 野球競技が大きな国際大会を開催するようになって、その中で世界統一のルールを作っていきたいという流れからこういう風に変わった訳ですが、私は「ちょっと待ってくれ」と日本プロ野球機構にひとこと言いたい。

 日本で何十年も馴染んできたワンツーをツーワンに変えるというのは非常に大きな改悪です。

 ワンツーはまあ良いとして、私が譲りたくないカウントが「ツースリー」です。

 ツースリーはもちろん「2ストライク3ボール」のこと。

 次は三振かフォアボールか、打ってヒットになるかアウトになるか。
 次の一球で勝負が決まる、そのカウントはツースリーしかありません。

 次の一球で結果が出る。
 それがツースリーというカウントです。

 ツースリーがスリーツーではカッコよくないのです。きまらないんです。

 その理由は「ツースリー」という言葉が、野球界だけで使われる言葉じゃないからです。

 「9回2アウト、ツースリー」は仕事上の大一番、人生の土壇場や修羅場などを表す言葉でもあります。追い込まれた時や大きな勝負をかける時、そんな時にアメリカ式の「スリーツー」ではしまらないわけですよ。

 「俺の人生、ツースリー」が私のモットーなので、なんとかツースリーだけでもスリーツーではなく、ツースリーのままにしておいていただけないでしょうかね。
 まあ無理でしょうけど。

 長年慣れ親しんだ言葉を上から目線で変更しても、国民はついていけないですよ。

 戦時中はストライクを「よし」、ボールを「だめ」と言っていたそうですから、ツースリーは「に、さん」と言っていたのでしょうか。
 それを思えばまだマシかなと思ったりもするんですが、スリーツーはどうもピンチな感じが伝わらないと思う今日この頃という話でした。
 
 

-7営業日報

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